闘病記

無自覚で突然おこる「熱中症」 若者も要注意!

闘病記

次女MIKU(20才)が、私と一緒に外出中の電車内で突然「熱中症」にヤラれました。
連日35度を超える酷暑が続いていたので、必要以上の外出は避け、エアコンもほぼフル稼働して過ごしていたにも関わらず、です。
参考までにその経過をメモしておきます。

前日の夜は、エアコンは2時間で切れるタイマーをつけて就寝したとのこと。
暑くて目が覚めたものの、もともとあまり汗をかかない体質なので特に気にせず、普段通り朝食をとり12時頃に一緒に家を出ました。
後から聞くと、朝は水分は野菜ジュースしかとっておらず、道中の飲み物は自販機で買おうと思っていたそう。

炎天下だったけれど、駅までは徒歩7分で到着。この時点ではまだ元気でした。

次女の異変を感じたのは駅のホームで電車待ちをしていた時。
まず、連続して「生あくび」が出始めました。
さらに、少し速足で電車に乗り込んだ直後に、激しい「動悸」に襲われます。
動悸はすぐにおさまったものの、その後一気にシャツが濡れるほどの「発汗」。
これは典型的な熱中症の初期症状で、体内にこもった熱を発散(発汗)させるために、心臓が血液を循環させようとしてこのような症状として現れるのだそう。
たまたま席が空いたので座ることができたのだけど、5分もせずにふらふらと立ち上がり始め、慌てて私が支えて次の駅で途中下車しました。
何とかホームに連れだしたもののそれ以上支えることはできず、ホームで崩れるようにへたり込んでしまいました。
激しい「めまい」に襲われて方向感覚がなくなり、自分が立っているのか座っているのか、どういう状態になっているのかわからなくなったのだそう。

かろうじて意識はあったけれど立ち上がることができず、周りの方にお願いして駅員さんへ連絡してもらい、救護を待つことに。
私が持っていた水筒で水分補給をして、10分ほどで少し回復。何とか支えられながら歩いて駅の救護室へたどりつくことができました。

涼しい室内で水分を取りながら休ませてもらい、30分ほどで自力で歩けるようになったので、私が付き添ってゆっくり帰宅の途へ。
当然ながらその日の予定はすべてキャンセルです。
吐き気、嘔吐等の症状はなかったので、帰宅後食事をとり、すぐに就寝。幸い翌日にはすっかり回復しました。

結果的に軽症ではあったものの、なにしろ怖かったのは、症状がでる直前まで無自覚で、突然症状に見舞われたこと。
そして最初の症状(生あくび)が出始めてから動けなくなるまでの時間は、わずか10分。
今回は電車での移動中だったのでなんとかなったものの、めまいに襲われたのが階段や交差点だったり、ましてや車の運転中だったら…と思うと身が凍る思いです。

長く炎天下で過ごしていたわけでもないのに熱中症かかってしまった原因として考えられるのは、

エアコンを途中で切れる設定にしていたこと
普段汗をかかないこと(運動不足)
・汗をかかないので水分をあまりとっていなかったこと

要するに新陳代謝が悪いということか。
汗をかかず、暑さを自覚しにくいお年寄りが室内で熱中症にかかりやすいと言われるけれど、20才にして同じ状態のうちの娘は、どう考えても「運動不足」なのではないかと。

かたや50代で新陳代謝が良すぎる私は、エアコンがない灼熱の体育館でバドミントンにあけくれ、Tシャツがびしょびしょになるほどの滝汗をかいたりしている。
私の場合熱がこもって熱中症になることはないかもしれないけれど、持病があるため一度に大量の汗をかくことによる貧血が懸念されるわけで、娘たちからは非難ごうごう。はい、さすがに自粛します。

というわけで、娘は室内でのフィットネスやストレッチを習慣づけ、私はバドミントンの練習時間を短縮。何事も「ほどほど」が大切なのだ。

いよいよサバイバル化してきた温暖化による異常気象。
今までの「暑さ」の常識は、もう通用しなくなっています。柔軟に乗り切っていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました