闘病記

「ヘパリン類似物質(ヒルロイド)」の効用 放射線治療後の皮膚のケア~気になる首周りポツポツにも

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ヘパリン類似物質」は、皮膚の乾燥に効果があり、昔からアトピー等の治療で病院で処方されてきた外用薬です。

ヒルロイド」は、ヘパリン類似物質を主成分とした軟膏(クリーム・ローションもあり)の外用薬。
風月もアレルギー敏感肌で悩まされた時には皮膚科でコレを処方してもらい、乗り切ってきました。
ステロイドと違って副作用がほとんどなく、赤ちゃんでも使える安全性の高いものなので、一時は「肌がすべすべになる」と美容目的で使う人が増え、ブームにも。
今では薬局でも市販されるようになったので乳液の替わりに使って人も多いのでは。

ただし安全といっても「薬品」には変わりないので、すべての人に副作用が出ないわけではありません。血液の病気がある場合は使えない等の禁忌があり、アトピーも症状によっては悪化する場合も。特に敏感肌の人は始めは病院で処方してもらうことをおすすめします。薬局で購入する場合は効能をよく確認して使用してください

今回、乳がんの手術跡や放射線治療後の皮膚のケアとして、この「ヒルロイド」を処方してもらいました。絶大な効果を改めて実感!

病院で処方してもらったヒルロイド。左から「クリーム」「ソフト軟膏」「ローション」の3つのテクスチャーがあります。すべて試してみたところ、風月はベタつかず広範囲に塗りやすいローションタイプが使いやすかったです

放射線治療後は皮膚がヤケドをした状態になるため、人によって差はあるものの、ある程度ただれたり黒ずんだりすることは避けられません。
乳がんに限らず、外科手術後は傷跡がつっぱったり固くなったりすることも。

風月は手術&放射線治療を終えて1年がたつけれど、治療中から毎日欠かさず患部にヒルロイドを塗り続けています。
術後半年後には医師が驚くほど白くキレイなお肌に生まれ変わりました💛。
もちろん術後のバストの変形は避けられないけれど、黒ずみがなくなったので傷跡の痛々しさは目立たず。
また、固くなった傷跡もマッサージとの併用で柔らかくなりました(残念ながら「ひきつれ」「つっぱり」は残っています)。

放射線科でヒルロイドを処方してもらえたのは、半年後の最終診察まで。
その後もヒルロイドを塗らないとすぐに乾燥してしまうので、引き続き薬局で類似商品を購入しています。
↑放射線科の医師にいつまで乾燥が続くのか聞いたところ「乾燥しなくなるまで」との返答(-_-)。禅問答(笑)?
首のシワやポツポツが気になるお年頃なので、ついでに首周りにも塗ってみたり。これがまた効果抜群。

ヘパリン類似物質配合の市販薬には、ヘパリン類似物質が100g中に0.3mg含まれている医薬品と、0.3mg未満の医薬部外品があり、風月はヒルドイドと同じ配合量(0.3mg)の医薬品を購入。
薬局では色々な種類のクリームやローションが市販されているので、傷跡の回復状況や季節に合わせて使い分けています。
参考までにおすすめ商品を紹介しておきます⇩。

HPローション(グラクソ・スミスクライン)
アルコール無配合で、夏に使いやすいローションタイプ。アルコールアレルギーがあって汗っかきの風月の体質に合っているので、常用しています。

ヒルマイルド(健栄製薬)
クリーム・ローション・スプレーの3タイプがあるので症状や季節に合わせて選べます。

アットノンEX(小林製薬)
ヘパリン類似物質に加え、傷あとに効果的な3つの有効成分が配合されています。手術の縫合跡が気になる場合におすすめ。

しつこいようですが、安全性が高いとはいえ、これらは「薬品」です。効能と副作用のリスクをよく確認して、自分に合ったものを選んでくださいね。

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