昨年の冬、テレ東で放映されていた「今夜すきやきだよ」というドラマで、初めて「アロマンティック」という言葉を知った。
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アロマンティックとは「他人に恋愛感情を持たない人、またその指向」なのだそう。
そういう人もいるのだなと思っていたところ、娘から「女性に恋愛感情はもつけれど、性的な関係は持ちたくない」という男友達がいると聞いた。
なるほど、そういう人もいるのだな。あれ、でもこの場合は「アロマンティック」とは言わないのか。
てなことがあり、あらためてジェンダーについて調べてみると、多様な性を総称した言葉として「LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)」に加えて、今は「LGBTQ+」と言うのだそう。
「LGBTQ+」とは、「TOKYO RAINBOW PRIDE」によると、
『人の性自認(自分の性を何と考えるか)や性的指向(どんな性を好きになるか)には、実に様々なかたちがあります。
「LGBT」にあたる、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーは、その中のほんの4つに過ぎません。
そんな中で、Q(クエスチョニング)とは、自身の性自認や性的指向が定まっていない、もしくは意図的に定めていないセクシュアリティを指します。
「+」は何かの頭文字、というわけではなく、他にも様々なセクシュアリティがあるよ、と示すためにつけられています。』
ということは、アロマンティックは「+」にあたるのか。
けれど一口に「アロマンティック」といっても、そこにはグラデーションがあるそうで。
恋愛感情は持ってもパートナーに性的な気持ちがあると分かれば手をつなぐのも無理と言う人もいる。
セルフプレジャー(自慰)をする人もいれば、しない人もいる。
…と、ここまで調べて、誤解を恐れずに言えば「なんかもう、知らんがな」と思ってしまった(^^;。
グラデーションといえば、男女間の恋愛でもすべてグラデーションだし、すべての人は「LGBTQ+」のどこかにいるのだ。
そして、別にどんな性自認や性的指向があろうが、その人の人間性に変わりはない。
自分の場合はどういう傾向があるんだろう。
私は恋愛対象は男性だと思うが、男女問わず性的欲求が強すぎる人はちょっと苦手だ。
性的欲求が強いことを否定しているのではない。ただ、自分があまり強い方ではないので(ないわけではない)、男女といえばすべて性的なことに結びつけて考える人とは、うまく人間関係が作れないことが多いのだ。
相手の性別に関わらず友情は成立すると思っているので、「恋愛至上主義」の人からは不条理な嫉妬を向けられることも少なくない。
恋愛と友情の差は、その間に性的な感情があるかどうかってことなのかなあ。
いずれにしても、私にとって性的指向の違いは、性格が合うか合わないかの違いと同じことだ。
たまたま性的指向が一致して一緒に暮らすのが心地いいのなら、一緒に住めばいい。
それが男同士であろうが女同士であろうが、誰に迷惑をかけるというのだ。
子どもが産めないけれど子どもを育てたければ、養子を迎えたり、施設に協力するなどの方法もある。孤立しているシングルマザーなどにとっては心強い存在になってくれるだろう。
なので、同性婚が認められない今の日本の法律は意味がわからない。
ただ、ひとつだけ、どうしても恐怖を感じてしまう性的指向がある。
「小児性愛」だ。
性的興味の対象が、「判断力がなく」「抵抗できない」子どもであること。
そこには絶対的な線引きがある。
医学的には精神疾患のひとつと位置づけられているらしいが、だからと言って一線を超えて許されることではない。
はい、今問題になっている芸能事務所もしかりです。
まあ、どんな性的指向であれ、相手が望まない性行為を強要することは犯罪であることは間違いない。
高校の通学途中の満員電車で、グループに囲まれて痴漢にあったことがあるが、その時の恐怖は今でもトラウマになっている。
もし娘が同じようなことにあったら、親として犯人に何をするかわからないな。
最後、ちょっとハナシがズレました(^^;。
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