関東 日帰り おでかけスポット

東京ジャーミイ(トルコ文化センター)~日本最大級のモスクで聖なる異文化交流

関東 日帰り おでかけスポット

東京ジャーミイ・トルコ文化センター
小田急線・東京メトロ千代田線
「代々木上原」駅 徒歩5分
見学自由(無料)
10:00~18:00 (金曜のみ14:00~)

1917年(大正6年)、ロシア革命で迫害を受け移住してきたトルコ人のムスリムたちによって、日本でも各地にイスラム教のモスク(礼拝所)が設立されました。
日本国内に100以上あるモスクの中でも最大級のものが、東京ジャーミイです(詳しい歴史はHPを参照)。
一般の人にも無料で開放されていて、見学は自由。トルコ文化センターも併設されていて、トルコを中心としたイスラム文化に触れることのできる貴重なスポットです。

代々木上原駅から住宅街を抜け徒歩5分。
ミナレット」と言われる白い尖塔が美しい、伝統的なオスマン様式の建物が見えてきます。

Photo by SAKI 
建物を入ると受付があるのでわからないことがあれば聞くことはできますが、寄らなくても自由に出入りできます。エントランスホールにはトルコ・イスラム芸術のギャラリーや関連の本などが並べられています
講演会やラマダン(断食月)明けの夕食会などさまざまな催事が行われる多目的ホール
休憩室は伝統的なトルコ民家の応接間が再現されています。壁のタイルの装飾はトルコならでは

ムスリムが行うサラート(礼拝)は1日5回、各10分間。サラートもマナーを守って見学することができます。
次の回まで時間があるので「ハラームマーケット」に寄ってみることに。

「ハラールマーケット」イスラム圏の国の食品や工芸品などが販売されています
幾何学模様が素敵なコースターをゲット。1枚100円也
カウンターのショーウィンドウにはケーキやトルコのスィーツが並んでいました
トルココーヒーと、トルコの家庭に伝わる伝統的なお菓子を購入
右)ヴァクラバ パイ生地にドライフルーツを挟んだもの
左)レヴァ二 シロップ漬けのケーキ
どちらも濃厚な甘さ!
購入した飲み物やスィーツはマーケットに隣接しているカフェでいただけます

さて、いよいよメインスポットの礼拝堂へ!

礼拝堂入口 ここからは土足厳禁です
アヤシイ母娘…ではありません。礼拝堂へは女性は頭髪を覆う必要があるため、スカーフを持参。入口には貸し出し用の白いスカーフが用意されていますが数に限りがあります。また肌を露出する服装では入場は出来ません

礼拝堂に一歩入ると、そこには息をのむほど美しく荘厳な、トルコの芸術の世界が広がっていました。

ドームやアーチ、壁などには随所に幾何学模様や植物模様などがあしわられ、美しいステンドグラスは窓の内側と外側にはそれぞれ異なった模様が使用されています。
天井や壁にアラビア語書体で描かれているカリグラフィは、コーラン(イスラム教の聖典)に記されている神の言葉だそうです。

コーランも展示されていました

構内のスマホでの撮影は許可されていますが、礼拝の様子はNG。
礼拝を始める司教の声が響き渡ると、バラバラと人が集まってきます。
男性は1階の前方で、女性や子どもたちは1階の後方か女性専用2階席で床にひれ伏し、各自祈りをささげていました。
風月母娘も2階からの見学です。

2階の女性専用席からは天井やステンドグラス、シャンデリアなどを間近でみることができます

礼拝堂に隣接した建物は「ディヤーナト・トルコ文化センター」。
イスラムに関する展覧会、講演会、勉強会など、1年を通して文化交流が行われる場所となっています。

展示室には東京ジャーミイ設立の歴史が展示されていました

トルコ料理を提供しているレストラン(ランチプレート¥1500也)もありますが、残念ながらこの日は準備中でした。

毎週土日の14時30分からは、予約なしで誰でも無料で参加できるガイドツアーも行われています。が、風月はできれば日常の時間が流れる平日に訪れることをおすすめします。
聖なる厳粛な空気の中で、祖国を追われ異国で生きる道を選んだムスリムたちに思いを馳せ、静かな時間を過ごしてみてください。


~オマケ~
というわけで、この日は代々木上原駅前のパスタのお店「スパザウルス 」にてランチ。
昼時は行列ができる人気店ですが、14時頃だったので待ち時間なし。ボリュームがあり、少し濃いめの味付けでワカモノ向けですが(笑)、フツーに美味しかったですヨ。

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