駅近くに引っ越してきたこともあり、そろそろ車を手放そうかと思っていた矢先。
前から気になっていた、バドミントン仲間が練習時に乗ってくるカワイイ車に試乗させてもらえることになった。
ルノー社の超小型EV車『RENAULT TWIZY(トゥイジー)』
どう見ても一人乗りに見えるが、後部の荷物スペースを倒すと、かろうじてタンデム(前後2人乗り)ができるスペースができる。仕様によっては2人乗りができるものもあるらしいのだが、これは現在は1人用として登録しているそうだ。
逆に言うと荷物スペースが意外と広いとも言える。
が、大きい体形の人はキビシそうだ。
ドアはテントウムシの羽のように上に開く。そしてドアも窓もプラスチック製。もちろん手動だ。
アクセルを踏むとそっと走りだす。EV車なのでエンジン音はほとんどしない。
大通りに出る勇気はなく、住宅街をぐるりと一周させてもらう。
まるで遊園地のゴーカートのようでむっちゃ楽しかったー(笑)。
けれど、購入するかというと、残念ながら今の段階では無理そうだ。
そもそもEV車の充電インフラの整備はまだまだ進んでいない。
さらにこの車種は家庭用電源が必要なため、今の段階では風月のようなマンション(集合住宅)ではまず無理。
電気代高騰の折、コストも気になるところだ。
原発以外の安定した電力供給が課題の中、EV車の課題は多そうだ。
また、これほど小さくても車一台分の駐車場は必要なので、原付バイクのように駐輪場に停めるわけにはいかないのだ。
戸建て住宅のセカンドカーとして街乗りをするならありかもしれないが、それなら軽自動車の方が現実的だ。
バイクよりは安定感があり雨風がしのげるので、宅配業の他にも地方や離島、または観光地でなら需要がありそうだ。
田舎道をトコトコと走る分には大事故につながる気がしない…けれど、かたや大きな車に接触したらひとたまりもないのはバイクと同じだろう。
エネルギー資源問題や温暖化に翻弄される中、車社会はどうなっていくんだろうなあ。
鉄道好きの風月としては、路面電車「みたいなもの」が復活してくれないかなあ…と思っているのだけど。
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