あ、気がつきました?
勝手にドラマランキングシリーズ、今回から「50代ライター」⇒「アラカンライター」にひっそりと変わりました。
風月も今年還暦を迎えるもので。最近はハマるドラマもすっかり渋め・深め・地味系・味系のものばかりになってまいりました。
そんなアラカン風月に今期ダントツで刺さったのは、やはりコレでした⇩
「御上先生」TBS(日曜劇場)
文科省のエリート官僚が私立高校に出向し、東大合格率最高の学校を舞台に生徒と向き合い、政治的権力に立ち向かっていく教育再生ストーリー。
松坂桃李さんが演じる「御上先生」が、日本一アタマのいい生徒たちを相手に、淡々と、理詰め、正論で追い詰め、考えさせ、行動させる。
一貫して言い続けることは
『personal is political=個人的なことは政治的なこと
個人が抱える生きづらさは社会とつながっている。
政治とつながっている。
僕たちの未来がいいものになるかどうかにつながっている。
決して個人だけの問題ではない。』
…って、高校の授業でそこまで教えるんかい!
とツッコミたくはなるけれど、複雑な事情を抱えた生徒たちの問題に向き合い、学校教育の根幹を変えていく過程は、よくある熱血人情教師ドラマよりよほど現実的に感じました。
現実の官僚のみなさん、これを観てどう感じるのでしょうか。
生徒役の若手俳優さんたちも迫真の演技でしたが、なんと言っても、エリート官僚役の松坂桃李さん、岡田将生さんの冷静沈着なアタマのキレっぷりがカッコよすぎ!
「東京サラダボウル」NHK(ドラマ10)
原作:『東京サラダボウルー国際捜査事件簿ー』黒丸
最近、NHKの「ドラマ10シリーズ」がアツい。前作の「宙わたる教室」に続き、この「東京サラダボウル」も秀逸なドラマでした。
国際捜査の警察官と中国語の通訳人のコンビが、異国である日本で生きる外国人居住者たちの暮らしや人生に目を向け、彼らが抱える偏見や差別、葛藤に向き合っていく。
「とりこぼされた人を拾いたい」
「人はたとえ目の前からいなくなってしまっても
残されたすべての人の中でかけらとして
残っていくと思っているんだ」
恋人、友情、家族だけではない、多様な温かい「人間関係」が心地いい。
奈緒さん、松田龍平さん、三上博史さんたちベテラン俳優陣が丁寧な演技で 難しい役柄を繊細に表現していました。
「問題物件」フジテレビ
原作:『問題物件』大倉崇裕
特別犬好きではなくても、これにハマった人は多いはず。
ドラマが進むにしたがってどんどんツンデレキャラが確立していった「犬頭さん」(上川隆也さん)と、賢くて凛々しい「犬太」(犬)のコンビがあまり尊い!
心配そうに除きこんだり、敏感に危険を察知したり、人の腕に手を置いて「頑張れ」と言うように見つめたり、甘えてみたり…犬ってほんとに演技するんやなあ、と。
とりまく俳優さん達もそれぞれキャラが立っていて、無条件に楽しめました。
次に続くニオイを漂わせている終わり方。続編、期待しています!
「ホットスポット」日本テレビ
HPの紹介によると「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」なのだそう。
一昨年前に大好評を博したドラマ『ブラッシュアップライフ』に続き、ありえない荒唐無稽な設定をいとも簡単に日常の出来事として取り入れてしまう脚本家・バカリズムのシュールな世界観が炸裂。
宇宙人・超能力者・未来人がフツーに生活に溶け込み、周りの人々はその存在を知ってもフツーに受け入れていく。
淡々と進む日常での出来事の裏に、実は壮大な環境問題が潜んでいたりするのだな。
美しくそそり立つ富士山をバックに繰り広げられる、小さな町の人間模様がなぜか心地いい。これぞバカリズムマジックなり。
以上、2025年冬ドラマ・BEST4でした。
安定の「相棒」「家政婦のミタゾノ」は除外。
以下の3つも最後まで楽しく視聴しました。
「クジャクのダンス誰が見た」
「法廷のドラゴン」
「研修医やってます」
風月はやはり娘たちと同世代の頑張っている女の子に弱いのでありました。
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