闘病記

【乳がん治療中・治療後の下着の選び方】おすすめインナー

闘病記

インナーの選択は、乳がんサバイバーの悩みどころのひとつ。
「乳がん患者用」とうたっている下着でも、使う時期によっては全く使い物にならないものもあります。
参考までにそれぞれの時期に風月が愛用しているものをアップしておきます。

①【手術後~傷が閉じるまで】「グンゼ」前あきソフトブラジャー

風月の腫瘍摘出手術は「右側乳房温存&センチネルリンパ節生検」だったので、縫合傷はバスト右側と脇下の2か所。
手術直後はしっかりと締められていたバストバンドも2日後には外され、縫合傷はむきだしのままソフトブラジャーをつけることに。
これは退院後放射線治療がある場合は3~4か月は使うことになるので、2~3枚は用意しておくといいです。

選ぶPOINTは
前あき 術後は腕が思うように上がらないので前あきが便利。診療の時もスムーズ。
柔らかい生地 ガーゼ変わりになるので傷にやさしくフィットするもの。
脇下までカバーしている 脇下のリンパ節の縫合傷をおおっているもの
縫い目がない 特に脇下は縫い目があたると痛い。 
締め付けない ワイヤーやゴムは、痛いだけでなくリンパの流れを妨げるのでNG。
黒がおススメ 放射線治療をする場合は、照射する位置を、ボディにマーカーでラインを引きます。マーカーのインクが下着に移るので、めだたない黒がおすすめ。

病院の売店で売っているものも含めて、これをすべて網羅しているものはあまりなく、風月が知る限りでは、グンゼのメディキュアハーフトップがBEST。

カップ部分も縫い目がなく、取り外し可。タグは印刷されている

*グンゼの下着は色や種類が頻繁に更新されるので、よくご確認ください。

②【放射線治療中】「グンゼ」ブラトップ

放射線治療中は、「縫合傷」ではなく「皮膚のヤケド」のケアになるが、基本的には①のソフトブラで対応できます。
ただ、放射線治療は上半身の下着はすべて外すので前あきである必要はなく、この頃には腕も上がるようになっていれば、ブラトップも便利。
放射線位置を示すマーカーの色移りも、お腹までカバーできます。

風月は真夏に病院通いをすることになったので、黒のブラトップの上に薄手のシャツを羽織って通っていました。

ブラトップは傷のカバー、汗じみ防止のためにも、2分袖のものがおすすめ

ブラトップは治療後も使えそうなので、これも同じくグンゼの、縫い目や締め付けがないものを2枚購入。
なぜかソフトブラジャーよりお安いものもあります(笑)。

③【初期治療終了後】「オルビス」ハーフトップ

縫合傷やヤケド跡が落ち着けば、ブラジャーはバストの形成を整える目的になるので、「乳房温存」か、「全摘出」か、「乳房再建」するかによってかなり選択肢が変わってきます。
風月は「乳房温存」だったけれど、両側のボリュームの差がかなりあるので、パッドを調整できるものは必須。
ただ、今回あまりにグンゼの下着がラクだったため、同じように締め付けず肌に優しいもので、もう少しホールド感のあるものを探していました。
すると、ありました! 風月がほぼ創業当初から35年以上使い続けている化粧品会社「オルビス」が、グンゼと共同開発したハーフトップ。
就寝時用に買ったものの、ラクで肌にやさしくしっかりホールドしてくれるので、外出時やスポーツ時も…つまり一日中つけています。

縫い目なし、タグは印刷、肌にやさしい
パッドは取り外しができるので、切除した右側のパッドは別途厚めのものを購入

てなわけで、手術前に使っていた「寄せて上げる」タイプのブラは、ほぼ娘たちに進呈することに。

乳がん専用ブラはネットで調べると、他にもデザインも豊富なものが揃えられています。
若いお嬢様方はどうせならカワイイデザインのものをセレクトして、テンションあげていきましょ。

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