関東 日帰り おでかけスポット

「港の見える丘公園」/圧巻のローズガーデン

関東 日帰り おでかけスポット

横浜開港時に外国人居留地だった「元町~山手」地区は、異国情緒あふれる洋館や四季折々の花が咲き誇る庭園を散策できるエリア。
進化を続けるMM地区もいいけれど、風月が大好きな「ザ・ヨコハマ」といえばやっぱりここ。
その中心である「港の見える丘公園」は、横浜港を一望できる小高い丘に位置しており、幕末から明治初期にかけてイギリス、フランス両軍が駐屯した地としても知られています。

機会があって数年ぶりに訪れたのは5月中旬。そう、5月の横浜といえばバラです、バラ。「薔薇って書ける?」⇐伝わったアナタ、バリバリ昭和ですね。
毎年5月~6月初旬、横浜では「横浜ローズウィーク」「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル」「ガーデンネックレス横浜」が開催されています。
企画の違いはよくわからんのだけど、要するにこの時期、山下公園山手地区横浜イングリッシュガーデンパシフィコ横浜など横浜市内各所では、数百~数千種のバラと春の花々の競演を観ることができるのです。
この時期のローズガーデンはほんとにスゴイ。白い日傘をさしてバラを愛でるマダムの風情とは程遠い風月だけれど、さすがにテンションが上がります。同じく普段あまり花にはご縁のなさそうなおっさ…いえ、おじさま方も圧倒されていましたヨ。
*2024.5.22現在

アプローチは、みなとみらい線「元町・中華街」駅6番出口から

さて、そんな「港の見える丘公園」へのアプローチは、なんといってもみなとみらい線「元町・中華街」駅 6番出口 が便利。
実は「元町・中華街」駅は、屋上に位置するアメリカ山が一体化して整備されている全国初の立体都市公園
なぜ6番出口が赤太字になっているかというと、この出口は小高い丘の「アメリカ山公園」に直結しており、この公園から「外国人墓地」や「山手西洋館」「港の見える丘公園」へは坂道を登らなくても行けちゃうからなのであります。

みなとみらい線「元町・中華街」駅ホーム。改札は2つあり、近未来的なドームに誘われてふらふらと山下公園側へのエスカレーターを上がりそうになりますが(風月は上がっちゃいました)、電車の進行方向である元町側改札へ進んで下さい
改札を出て、右斜め方向のエスカレーターを延々と4階分上がり、屋上の6番出口へ。
エレベーターで一気に上がった方が早いのは間違いないです

アメリカ山公園

「元町・中華街」駅6番出口まで上がると、目の前に広がるのは「アメリカ山公園」の芝生広場。
アメリカ山公園」は、「外国人墓地」「山手西洋館」「港の見える丘公園」方面に向かう公園のエントランスとなっています。

駅出口の右奥にある小庭園。特にバラのシーズンは必見
横浜のシンボルマリンタワーを間近に望むバラと芝生の広場。屋外結婚式も行われるそうです
エントランスへ向かう歩道も季節の花々に彩られています
ベンチのあるあずまやも西洋風でオサレ
港の見える丘公園方面に向かうエントランス

アメリカ山公園のエントランスから、横浜外人墓地に沿って徒歩3分ほどで港の見える丘公園へ到着します。

横浜外国人墓地

横浜外国人墓地には、横浜開港当時の発展に貢献した19世紀の人々をはじめ、40数カ国の外国人約5,000人が眠っています。
資料館では日本の近代化に貢献した外国人たちの足跡や墓地の歴史を展示。墓地内は非公開ですが、特定期間のみ墓地維持管理募金のため公開されています。

歩道から墓地内を垣間見ることができます
横浜外国人墓地のエントランスは港の見える丘公園の目の前
バス停は岩崎博物館(ゲーテ座記念)の目の前にあります

港の見える丘公園

山手の観光コースからは外せない港の見える丘公園
開港当時外国人居留地としてイギリス軍、フランス軍が駐屯していた場所に、横浜市が国有地の無償貸付を受けて用地の取得が行われ、昭和37年に風致公園として開園しました。

園内にはフランス領事館跡地イギリスの総領事官邸大仏次郎記念館近代文学館などの文化施設が整備され、平成3年には横浜市の花であるバラの制定記念として、約110種、1300株のバラ園が公開されました。
平成28年にリニューアルオープンした「イングリッシュローズの庭」沈床花壇「香りの庭」では、四季を通して約330種、1950株(2024年現在)のバラや草花の競演を観ることができます。

港の見える丘公園 エントランス
思わず入りたくなる花で囲まれたトイレ
イングリッシュローズの庭(イギリス館前)
四季を通して約150種、800株のバラや様々な草花の一年草と宿根草が混植するガーデン
展望台からみなとみらい方面をのぞむ横浜ベイブリッジのパノラマ
大佛次郎記念館
大仏次郎記念館と近代文学館を結ぶ霧笛橋。両館と同じ浦辺鎮太郎氏の設計

神奈川近代文学館(港の見える丘公園内)

神奈川近代文学館は、日本近代文学の振興・普及を促進することを目的に設立された日本近代文学専門の博物館・専門図書館。所蔵総数は約130万点、近代日本文学を専門とする国内最大規模の資料館です。

実は今回の訪問の目的地はここ。大学で日本文学を学んでいる次女MIKUが企画展のチケットをいただいたので便乗させてもらったのです(≧▽≦)。

確か風月が最後にここを訪れたのは、8年前の「佐野洋子展」。「百万回生きたねこ」「空飛ぶライオン」などで有名な、大好きな絵本作家です。
今回いただいたチケットは「桃尻娘」などで有名な「橋本治展」
どちらも、作品の原画や原稿だけでなく、作家さんの生涯、生き方、とりまいていた環境など膨大な情報がわかりやすく工夫して展示してあり、最後まで飽きることなく楽しめました。
近代文学館というとお堅いイメージがあるかもしれませんが、よく知らない作家さんでも「へえ~」という発見があり、子どもから大人まで楽しめますよ。ぜひ立ち寄ってみて下さい。

神奈川近代文学館前の休憩場所からもベイブリッジが望めます。ここから観れるのは西洋風というよりは和風の景色
元町・中華街駅~神奈川近代文学館までのマップ
(財)神奈川文学振興会発行

最後にフランス山フランス領事館跡を抜け、長い階段を降りて元町へ。

「フランス山の風車」フランス領事館が建設されたフランス山には、井戸水を汲み上げるために風車が設置されていました。現在の風車はかつてのフランス山を偲ぶモニュメントとして設置されたもの

この後は、定番の横浜元町「JH Cafe」でランチ&「ウチキパン」でパンを買って、再びみなとみらい線「元町・中華街」で帰途につきました。「JH Cafe」の記事はコチラ⇩
横浜元町「JH Cafe」/ハリウッドの聖地 旧「ジキル&ハイド」健在!

進化しつつも、愛するヨコハマの風情をちゃんと残している山手地区にひと安心。ここだけは変わらないでいてほしい!

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