おかげ様で今年、次女・MIKUが20歳の成人の日を迎えました。
長女・SAKIも大学院を卒業予定、母娘ともども本当にたくさんの皆様に支えられてきた25年でした。
心から感謝申し上げます。
娘2人、七五三だの卒業式だの成人式だの、女子はほんとにタイヘン。
そもそも着物って日本の誇るべき文化なのに、ハードル高すぎ。習わないと着れない服なんて絶対おかしい。
風月も一度思い切って高価な訪問着を購入して着付けを習ったのだけど、結局着る機会がなく箪笥の肥やしになり、「買って後悔したものBEST1」に輝いています。
着付けも着ないとあっと言う間に忘れちゃうし。
ちょっと話は逸れるが、長女の大学の卒業式で袴を着るというので頑張って着付けてみました。ネットで調べて2回リハーサルをしてようやくなんとか形になった…のか?

話は戻ります。
着物文化に文句を言ったところで仕方がない。
娘たちにとっては一生に一度の成人式。どうせならよい思い出とともに送りだしてやりたいという親心&自己満足心。とは思うのだが、なにしろお金も手間ヒマもかかるわけで。
2人の娘たちは当時の家の事情により、全く違う成人式を迎えることになりました。
参考までに、風月家姉妹の「成人式の過ごし方」を紹介しておきます。
振袖は友人から借りる ⇒ 近所の美容院で着付け・ヘアメイク ⇒ 式典は出席せず
長女・SAKIの成人式は5年前(2018年)。
母・風月は離婚直後だったので経済的にキビしく、学費をかき集めるのに奔走していた毎日。
振袖着物は風月の友人が貸してくれるというのでお言葉に甘えることにしました。
袴の着付けごときでゼイゼイ言っているくらいなので、振袖の着付けなんてとても無理。近所の美容室でヘアメイク&着付けをしてもらうことに。

また、当時は娘たちが生まれ育った横浜市都筑区から川崎市宮前区に引っ越した後だったので、式典は川崎市。
中高の頃の友達はみんな横浜市だったので、SAKIは式典には出席せず。小さい頃から見守ってくれた風月の旧友ひーこ母娘に晴れ姿を見てもらった後、彼氏とゴハンを食べて近所の神社へお参りに行っていました。
美容院の予約は1年前から
美容院の着付け&ヘアメイクの予約はたいてい1年前の成人式直後から始まり、あっという間に埋まるので、予約が始まる日時はあらかじめ問い合わせておいた方がいいです。次女・MIKUの時は予約が始まった日にネットから予約をしようとしてモタモタしているうちに埋まってしまい、あえなく惨敗。
着付けは早ければ電車の始発前の早朝から始まるので、できれば徒歩圏内の美容室がラク。
着物の備品は一通り揃っていても、美容室によって帯枕・着付けベルト・ 腰紐の本数などが指定される場合があるので、事前に確認して買い足しておきましょう。
写真撮影は別途手配
振袖を写真館やレンタル店で借りたわけではないので、写真撮影をプロに頼みたければ別途手配が必要になります。
SAKIは都筑区のママさんフォトグラファーRINRINさんにお願いしていたのだけど、引っ越しのバタバタなどもあって色々と都合が合わず、断念することに(T_T)。
RINRINさんは屋外での出張フォトも得意としているカメラマンさんなので、都合があう方はぜひ相談してみて⇩!
RINRINさん フォトグラファー

「高級品」振袖の貸し借りは要注意
友人から借りた振袖は、長女が気に入った柄を借りることができて本当に有難かったです。
ただ、いくら親しいとはいえ、友人間で振袖等の「高級品」の貸し借りはするべきではなかったと反省。
この日は前日に雪が降ったので、万が一落ちない汚れがついてしまったら取返しがつかないことに。とにかく汚さないようにすることに神経を遣いました。
返却時はもちろんクリーニングに出して返却するつもりだったのだけど、借りた友人曰く「クリーニングは着物を購入した専門店でするのでそのまま返してもらっていいよ」とのこと。知らなかった。
申し訳なさすぎて謝礼をどうするか悩みまくり、クリーニング代と新しい半襟、足袋、お菓子をつけて返却したけれど、これでよかったかなあ(^^;。
振袖レンタル専門店で契約 ⇒ 式典に出席 ⇒ 二次会の同窓会に出席
今年(2023年)の次女の成人式は近隣の美容室の予約がとれなかったこともあり、ノースポートモール内の振袖レンタル&購入専門店で契約。
まあ、なんというか、高価な分いたれりつくせりで、こちらで用意するものは口紅と髪飾りだけ。いわゆる「手ぶらで前撮りと成人式」ってやつでした。
ネックは成人式当日の着付けの時間と場所。
電車の始発前に車で新横浜まで送り届け、3時間後に着替えの荷物を受け取りに行くという、親のご奉仕が待っていました。
詳しくは下記レポートをご覧ください⇩。
レンタル予約は一年前から
振袖レンタル専門店でも、予約は1年以上前から受け付けています。予約が遅くなればなるほど着付けの時間枠がいっぱいになり、選べる振袖の種類も少なくなるということ。
MIKUはちょうど1年間に「振袖一式レンタル(小物含む)・前撮りの着付け・ヘアメイクアルバム写真15枚、成人式当日着付け・ヘアメイク」すべて込みで約20万円のセットを契約。
「すべてセットで¥99000~」と宣伝していても、その値段での着物は限定されていて、それなりの品質・柄だったりするもの。
実際に比べてしまうと30万円前後の品はやはり素晴らしいし、さらに「差額10万円プラスすればご購入できます」「半襟はプラス料金で刺しゅうやレースのものにできます」などと言われたりするので、予算内で抑えるためには心を強くして挑む必要あり。
…が、結局光沢刺しゅうの半襟を追加することになりプラス1万円。だってぇ~、比べると全然違うんだもの(T_T)。
風月の意志、脆くも崩れ去る。
髪飾りだけはセットに含まれず別途購入となります。これもショップのものは高価なので、母・風月のコサージュと旧友ひーこに借りた髪飾りを合わせました。メルカリなどで探すのもおススメです。

前撮りは家族で楽しめるイベント
前撮りの日は好きな時期を選べます。
大学の予定がわからなかったので、夏休みになる8月を選択。
なんと7月の風月の乳がん手術から1か月後となり、ギリギリ回復に間に合いました!
家族写真もOKとのことだったので、当日は遠方に住む長女・SAKIも参加。母娘3人、女子会のノリでテンション上がりまくり、思い切り撮影イベントを楽しみました。







アルバムは15枚以内ならセット料金に含まれ、後日データと一緒に送られてきます。
追加したい場合は当然料金も追加となるので、ここも心を強くして挑む必要あり。
…が、結局1ポーズ追加してプラス1万円。だってぇ~、いい写真ばかりで選びきれなかったんだもの(T_T)。
風月の意志、脆弱なり。




横浜市の成人式「二十歳の市民を祝うつどい」
さて、年明けて2023年1月9日「成人の日」当日です。
2021年から18歳が成人となったけれど、横浜市は引き続き「二十歳(はたち)の市民を祝うつどい」と名称を変え、20歳での成人式を敢行しています。
横浜市の成人式は国内最大規模のマンモス式典として有名。毎年約25,000人以上の新成人が参加するも、会場となる横浜アリーナの収容人数は約17,000人。1回の式典に入りきらないため、1日を複数回の時間帯に分けて開催しています。
今年(2023年)も地区ごとに5回に分けて入れ替え制で行われました。数年前は3回だった覚えがあるのだけど、おそらくコロナのため1回の人数を少なくして分散させたのだと思われます。
風月の住む都筑区は第1回目の8時45分開場。
着付けとヘアメイクは会場の横浜アリーナに隣接する「新横浜プリンスホテル」で行われました。
早朝4時から。
いやいや、いくら新横浜駅徒歩5分と言っても、まだ電車動いてないやんけ( ;∀;)。
車ない人、どーすんの。
風月は幸か不幸かまだ車は所有しているけれど、とにかく運転が苦手なので、そろそろ車は手放そうと思っているほど。
けど、仕方がない。当日は2時半に起きて車で送り届けることに。早朝じゃなくて真夜中やね。
そして案の定…事前にグーグルマップでシュミレーションをしておいたにも関わらず、真っ暗な夜道で駅前のロータリーに迷い込み、逆走!警察には見つからなかったものの、タクシーの運ちゃんにこっぴどく怒鳴られました。
ごめんなさい、ほんとすいません(T_T)。事故る前に免許返納します。まだ50代だけど。
そんなトラブルを起こしながらなんとかMIKUをホテルに送り届けたものの(ホテルの駐車場はこの時間はまだ余裕あり)、ヘアメイクと着付けが終わるまで3時間。
終わったら着替え等の荷物を引き取ってやらねばならないのだけど、ホテル内に親の待つスペースはなく、近隣の店はまだ開いていない。ホテルの駐車場の車で寝ながら待っている親御さんもたくさんいました。
風月は一度家に帰り、電車で出直して荷物を引き取りにいくことに。なにしろ一刻も早く車から離れたかったもので。

ホテル内にベンチはないので、MIKUも式典が始まるまで立ちっぱなしだったとのこと。30分間の式典でようやく座れたので、ほぼ寝ていたそう(笑)。

中には友達に会うためだけに会場まで来て式典には出席せずに帰った人もいたけど、アリーナ近隣では入れ替え制のため立ち止まったり待ち合わせをすることができないので、写真は駅前の広場で撮っていたようです。


同窓会はお色直し?!
成人式後には中学や高校の同窓会が開かれることが多いです。
都筑区は小中学校もマンモス校。MIKUの中学校では優秀な幹事さんがいて、総勢約200名(それでも60%)が集まる同窓会が開催されました。
会場は横浜駅近隣、15時から。式典が終わったあと女子たちのほとんどが一度帰宅して洋装に着替え、出直すことに。
MIKUも帰宅するなり振袖を脱ぎすて風呂に入り、スーツに着替えて慌ただしく出て行きました。
同窓会はフォーマル指定だったので、スーツと髪飾りは風月が昭和バブル時代に着ていた30年前の年代ものを着ていきました。とっておいてよかった
MIKUが帰宅したのは20時頃。ぐったりと疲れ、翌日は午後まで爆睡。そりゃそうだ、早朝2時から20時まで18時間フル回転だったのだから(同窓会も立食だったらしい)。
ひと言で言うと「嵐のような一日」だった成人の日。
母娘とも生活のサイクルを戻すのに2~3日かかりました。
マンモス横浜市の成人式のレポートは以上です。
親的には子育ても一段落。「これからは自由に羽ばたいていけ~!頑張れ~!」と送り出す気持ちでいっぱいなのだが、これって半分は親の自己満足なんだな。
そもそも成人式は「私たちオトナになります。自立します。今までありがとうございました」と宣言する場。
振袖を着るか、式典に出るか、同窓会に出るか、特になにもしないか。自分で調べて自分で選択し、家庭の状況をふまえた上で本人たちが「最後に費用を出してください」と親に頼むのが理想なんでしょーね。学費と同じで。
福岡あたりの成人式で派手なコスプレをした若者たちがニュースになるけれど、彼らの中にはこの日のために何か月も前から計画し、バイトをしてお金をためて準備をしてきている人もいる。人に迷惑をかける行為は言語同断だが、自分の力で全うに自己アピールができる若者は頼もしい。
成人式にも様々な過ごし方があると思うけれど、すべての若者たちの未来に幸あれと願わずにはいられないです。
今の世の中に不満があるなら自分たちの力で切り開いていくしかないのだから、頑張れ。
50代シングルマザーのつぶやきでした。
コメント
ミクさん 新成人おめでとうございました
親子3人の素敵な1日の様子を拝見しました。
とっても、綺麗〜
風月さん 出費と朝早くから苦手な運転と大変だったけど、最高の1日になりましたね⁉️
トモコさん、ありがとうございます。
色々と大変ではあったけど、前撮りはどうせなら楽しんじゃおうと思いまして(笑)。
術後の身体をおして頑張りました。