「国営昭和記念公園」公式サイト
https://www.showakinen-koen.jp/
近隣の緑道も色づき始め、いよいよ紅葉の季節が到来!
都内で真っ先にあがる紅葉スポットといえば、立川にある「国営昭和記念公園」。
今年は日本庭園がライトアップされる「秋の夜散歩」が開催されると聞いて、公開早々に娘たちと訪問。
そこに広がっていたのは、しばし言葉を失うほどの想像を超えた絶景。非日常の幻想の世界にたっぷりと浸ってまいりました。
とにかく広大な昭和記念公園は、一日ですべてを周りきるのは至難の業。季節によって様々な顔をみせてくれるので、スポットを決めて計画的に回ることをおすすめします。
この日は昼過ぎにJR立川駅に到着したものの、行楽シーズンの日曜日だったので公園内のレストランは混雑が予想され、公園前のコンビニも大行列。あわてて駅前のファミレスに飛び込み、お昼を食べ終わった頃には13:30をまわっていました。
目的地は16:30からライトアップが始まる「日本庭園」。
公園内のおおよその目安は、普通に歩いて
「あけぼの口」~「西立川口」約30分
「西立川口」~「日本庭園」約30分
脇道を入り、あちこち寄り道をしながらゆっくり歩くと、ちょっとしたハイキングになります。
この日は「あけぼの口」→「日本庭園」まで、休憩を含めて約3時間かかりました。もう少し余裕をもって来ればよかった~。
ライトアップされた日本庭園を周り終わったのは18:00頃。かなり疲れていたので、西立川口までは園内バスで戻ることになりました。
それでは、「昭和記念公園 2022年秋のフォトレポート」をお送りします。
黄金のトンネル「黄葉・紅葉まつり」
日本庭園までは見頃を迎えたイチョウ並木やモミジの紅葉が続きます。
大勢の人で賑わってはいたものの、なにしろ広いので「人混み」というほどにはならず。人混みと行列が苦手な風月母娘にとってはツボのひとつでした。
「立川ゲート」から有料エリア(大人450円)に入ると、106本の「カナール」のイチョウ並木が200mにわたって続いています。「え?イチョウがなぜ角刈りに?」と思って調べたところ、公園に隣接する自衛隊の滑走路の航空制限が8mに規定されていて、木の高さを7mにする必要があるためなのだそう。カナールとは造園用語で「修景手法のひとつで細長い直線水路」を意味しています(昭和記念公園公式HPより抜粋)。
秋限定アートイベント「よみがえる樹々のいのち」展
「水鳥の池」~「子どもの森」の間にある「渓流広場」周辺では、「よみがえる樹々のいのち」という野外アートが展示されていました。
2022年で第26回を数えるこのアート展は、1997年から続いている、「草月流いけばな」を学んでいる方たちのグループ作品展なのだそう。
昭和記念公園内の剪定された樹木や間引いた竹などを材料を使ったというほのぼのとした「エコアート」は、前からそこにあるように公園になじんでいました。
日本庭園のライトアップイベント「秋の夜散歩」
今年で3回目を迎える日本庭園のライトアップイベント。
入園には別途料金(大人1200円)がかかります。チケットは手前にある「こもれびの家」で購入できますが、ウェブで購入すれば200円引きの1000円でゲットできます。
園内で観られる3つのダイナミックな竹のアート作品は、「よみがえる樹々のいのち」展の一部。いけばな草月流、草月会東京支部のみなさんの作品です。
日が落ち、まだ空に青さが残る一瞬の時間。ふと休憩所を覗くと、その向こうに息がとまるかと思うほど幻想的な絶景が広がっていました。
日本庭園を出た頃にはとっぷり日も暮れ、気が付けばかなりの距離を歩いてきたようで、どっと疲れが。帰りは夜間限定園内バス「トラムカー」で西立川口まで送ってもらうことにしました。
大人300円。15分間隔で運行していますが、小さいバスなので乗員数が限られていて、寒い中20分待ち。
日本庭園→西立川口までは徒歩25分くらいなので、元気なら歩いた方が早いかと。
いずれにしても日が落ちると急激に気温が下がるので、防寒対策はしっかりしていきましょう。
帰りのこと、なんも考えてなかったなあ(^^;。
ちなみにJR西立川駅には飲食店などは何もないので、お隣の立川駅で夕飯を食べて帰りました。
昭和記念公園「秋の夜散歩」は11月27日まで。
この秋イチオシの都内紅葉スポットです!
追記:「秋の夜散歩」のライトアップは「かたらいのイチョウ並木」でも音楽と光が連動した演出が行われています。この日は寄れませんでしたが、余力があればぜひ楽しんで下さい。
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