関東 日帰り おでかけスポット

「町田」が楽しい! ~国際版画美術館・芹ヶ谷公園・仲見世商店街

関東 日帰り おでかけスポット
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旅やアウトドアは大好きだけど、とにかく「人混みと行列」が大の苦手な風月。どこへ行っても「人混みと行列」があふれるGWは、毎年自宅の近隣でのんびり過ごすことに決めている。
今年、ふらりと出かけて思いがけず大当たりだったのが「町田市立 国際版画美術館」。植物を愛するアーティスト・長女SAKIが、企画展『自然という書物』展を観に行くというので、「母も行く~(^O^)/!」と、いそいそとついて行った次第。
正直「少し地味かな」と思いながらでかけたのだけど、ごめんなさい、失礼しました<(_ _)>。ほんっとに素敵な美術館でした。
というか、美術館も含めて「町田」がとても素敵な街だったのです。

JR・小田急線が乗り入れる町田駅。
風月が住む横浜市都筑区からは車or電車で30~40分ほどで行けます。あ、ちなみに町田市は東京都です。そこ間違えると町田市民さんたちに怒られるので念のため(笑)。
町田と言えば、まだ小さかった娘たちと訪れた 町田リス園 、町田に住む友人に案内してもらった旧白州邸「武相荘」以来、3回目の訪問。
町田駅前ば駅ビルが立ち並び、昔からの商店街は少し老朽化が進んでいるというイメージがあったのだけど、またもや大変失礼いたしました<(_ _)>。あらためて商店街を訪れると、レトロな仲見世商店街を始め、話題の人気店が並び、観光地かと思うほどの賑わいを見せていたのだ。
「ここ、絶対ラーメン激戦区でしょ?」と思わせるラーメン屋さんの数も特筆すべき。この日は「人混みと行列」を避けてスルーしたけれど、次回は事前に調べてからラーメンに挑戦してみようかと。

そんなわけで、まずはランチから始まった町田市散策。GWの雑踏から少し離れた落ち着いたお店を探しました。

「武相庵 」Library & Hostel

メイン通りから少し入った路地の奥で見つけた、オサレなカフェ&バー「武相庵」。

静かで落ち着いた店舗なので1~2人のお客さんが多い

リーズナブルなのにクオリティの高いランチメニュー。書籍やボードゲームなどが充実していて、バーもあり、やけに居心地がいいラウンジ風のカフェだと思いきや、なんとホステルでした。後でHPを観て知ったのだけど(^^;。

ボードゲームや写真集など、店内でゆったり過ごせるアイテムが揃う
客席の後ろの壁面の書棚
素敵なフクロウの写真集をゲット
ベーコンとほうれん草・チーズのサンドイッチセット。美味!

1~2人で町田に来た時にはリピ確実。
賑わう商店街から少し外れにあるので、ゆっくり落ち着いた雰囲気。高級ホテルのラウンジというほど敷居は高くなく、カフェの利用だけでもおすすめです。

ホステルの予約はコチラからできます⇩

「芹ヶ谷公園」

目指す「国際版画美術館」は「芹ヶ谷公園」の一角にあります。
どうせならと公園内をゆるゆる散歩しながら向かったところ、これがまたとっても素敵な公園でした。
芹ヶ谷公園 町田市HP

芹ヶ谷公園は豊かな緑と水の中に美術館やオブジェが点在する公園。四季折々の花が咲く花壇、思い切り体を動かせる遊具や広場、水遊びができる噴水もあり、子どもから大人まで楽しめます。

「冒険広場」商店街側から入ってすぐ、ターザンロープなどの遊具がある子どもの遊び場
新緑の中の散歩道。木漏れ日が気持ちいい
「アーチの泉」

「大型すべり台」

全国に展開している「冒険あそび場」も活発に活動が行われているようでした。家族連れ必見です。
せりがや冒険あそび場HP

「虹と水の広場」5月とは思えない暖かさだったゴールデンウィーク。水遊びをする子どもたちで賑わっていました

「町田市立 国際版画美術館」

「 国際版画美術館」は、1987年に開館。国内、海外のすぐれた版画作品や資料等、3万点を超える収蔵品収集・保存している市立美術館。
常設展示だけでなく魅力ある企画展示や各種イベントなど、町田市の文化・芸術活動の拠点となっています。

場所は芹ヶ谷公園の一角。町田駅からのアクセスは、公園内を通ると徒歩約15分(圧倒的におすすめルート)。むっちゃ急勾配の坂道を降りると(帰りは登り!)徒歩約12分。駐車場、無料シャトルバスも出ているようなので詳しくはHP参照⇩
国際版画美術館HP

2023年5月は、植物を愛するアーティストSAKIのお目当ての企画展「自然という書物」が開催中でした
「喫茶けやき」美術館1Fにあるカフェ。軽食もあり
入口のスロープを始め、館内はすべてバリアフリー対応
美術館入口の案内板
広々とした吹き抜けのロビー

今回開催中だった企画展はコチラ⇩
~「自然という名の書物」
 開催期間:2023年3月18日~5月21日
15~19世紀の西洋の自然誌・博物学とアートとのつながり、その描写の普及に大きな役割を果たしてきた印刷技術にスポットをあてた企画展。
撮影OKだった作品の中から一部抜粋して掲載します。

「年代記」ハルトマン・シェーデル
「アイヒシュテットの庭園」エングレーヴィング
「ノアの方舟」アタナシウス・キルヒャー
「キヌバネドリ科鳥類図鑑」ジョン・グールド
「主の祈り」アルフォンス・ミュシャ

ケイトグリーナウェイやエドワード・バーン=ジョーンズ(フラワーブック)などの有名どころの作品も満載。レトロで落ち着いた絶妙な発色が素晴らしかったです。

「窓の下で」ケイト・グリーナウェイ
「フラワー・ブック(ヤコブの椅子」エドワード・バーン・ジョーンズ
「フラワーブック(悲しみの樹)」

歌川広重の作品も多数展示されていました。
色使いもさることながら構図のバランスがスゴい。

「白梅に寿帯鳥」歌川広重
「藤に白頭」歌川広重
「新版東海道五十三次行列双六」歌川広重
「東海道 十六 五十三次 蒲原」歌川広重
「五十三次名所図会 四十九 坂の下 岩窟の観音」歌川広重
エッチング(銅版画)の普及と地位向上に貢献した作家・駒井哲郎氏が愛用していたプレス機。これで銅版画が刷られていたのだそう
ミュージアムショップで母娘とも同じファイルを購入

他の美術館ではなかなか観られない視点での企画展、とても興味深かったです。

次回の企画展は
~出来事との距離ー描かれたニュース・戦争・日常~
 開催期間:2023.6.3~7.17
グラフィックデザイン・編集・ライターの仕事に携わってきた風月にとってまさにツボ。これは行かねば。

ゆっくり時間をかけて美術館を堪能した後は、町田駅前の商店街に戻り、早めの夕食のお店を探しました。

「ダンチキンダン DAN-CHICKEN-DAN」町田店

お店の前の美味しそうなメニューに惹かれ、予備知識なしに入ったのが「ダンチキンダン DAN-CHICKEN-DAN」町田店。

「いらっしゃいませ~!」とむっちゃ元気な店員さんに案内されて入った店内は、なにやらテーマパーク風。
コンセプトは非日常のパーティ感?
「カンパイの音頭、とっていいですか?」と聞かれ、母娘二人だったしよくわからんかったので「いや、いいです」と、とりあえず遠慮。
後から隣の席に入った家族連れはお子さんの誕生日だったようで、店員さんの「かんぱ~い!」で盛り上がっていました。なるほど、やっぱりテーマパーク風だった。

中世ヨーロッパの港町をイメージした店内
ドリンクとお通しのサラダ(お通し席料400円也)
デザートのクレームブリュレ

楽しい雰囲気の中すっかりアゲアゲの気分になり、バッファローチキンウィング・トリュフ香るキノコのピザ・ハニークリームチーズディップ等、パーティメニューを満喫していたら、写真を撮り忘れました。メニューのイラストと遜色ないので、参考にしてください。

お店は貸し切りも可。お祝い、打ち上げ、二次会、大人数でのパーティは盛り上がること間違いなし。幹事さん、出番です。
ダンチキンダン 公式HP

今回はお昼から半日の行程だったけれど、お子ちゃま連れなら町田リス園、オトナ旅なら旧白州邸「武相荘」をプラスして、ぜひぜひ一日かけて「町田」を楽しんでみて。おでかけ穴場スポットですヨ。

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