(記事作成:2024年10月)
長良川鉄道は、昭和61年、旧国鉄越美南線を引き継いだ第三セクター方式の地方鉄道。
岐阜県美濃太田駅から北能駅間の72.1㎞を、日本三大清流のひとつとして知られる長良川沿いを走る路線です。
一度は乗ってみたい名物観光列車「ながら」は、岐阜県の食材を知り尽くした地元のシェフによる料理が味わえる贅沢な客車です。
長良川鉄道公式HP
今回は大井川鐵道の「応援鉄ツアー」の一環で、なんと美濃市駅から郡上八幡駅まで貸切の臨時列車を運行してもらえることに!
大井川鐵道「応援鉄ツアー」詳細はコチラ⇩
大井川鐵道がつなぐ鉄道の旅(応援鉄ツアー)
~明知鉄道・長良川鉄道・富山地方鉄道・万葉線・氷見線・えちごトキめき鉄道
美濃市駅「旧名鉄美濃駅」見学
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大矢駅 「鉄道館」見学
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郡上八幡駅
美濃市(みのし)駅 ~鉄道ファン必見「旧名鉄美濃駅舎」
この日の長良川鉄道乗車の出発駅は美濃市駅。
江戸時代、火災の類焼を防ぐために造られた「うだつ」が上がる古い町並みに、伝統的建築物郡保存地区に指定された屋敷が軒を連ねています。美濃和紙専門店や飲食店などもあり、ぜひ散策したいところでしたが、今回のツアーは鉄道乗車がメインのため、またのお楽しみということに。
というわけで寄った場所は、長良川鉄道美濃市駅から徒歩3分、鉄道ファンが喜ぶ「旧名鉄美濃駅舎」。
大正12年に開設された名鉄美濃町線の旧駅舎です。
名鉄美濃町線は平成11年に新関~美濃間が廃止されましたが、当時の駅舎・プラットホーム・路線がそのまま保存されており、大正期の貴重な近代遺産となっています。
さて、いよいよ長良川鉄道貸切臨時列車の出発時間。
美濃市駅の改札をくぐり、ホームへと向かいます。
長良川鉄道 ~臨時貸切列車は90周年記念列車
臨時貸切列車には90周年記念のヘッドマークが。
長良川鉄道越美南線は、1934年の全線開通から今年の夏で90周年を迎えました。ということは10年後には100周年かあ…
橋梁を渡り、トンネルを抜け、清流長良川沿いに進む車窓には絶景が続きます。
大矢駅 ~ふるさと鉄道館
途中、トイレ休憩で立ち寄ったのは大矢駅。
ホームから自由に入れる「ふるさと鉄道館」には昔の鉄道関係の備品等が展示されていました。
郡上八幡(ぐじょうはちまん)駅 ~長い歴史を感じる木造駅舎
奥美濃の小京都とも言われる郡上八幡は、水と踊りの城下町エリア。
雲海に浮かぶ天空の城「郡上八幡城」を始め、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された町並みや、全国名水百選の宗祇水、登録文化財の旧庁舎記念館など、見どころがいっぱい。
…ですが、今回のツアーではここも時間の関係で周れず、後ろ髪をひかれつつ後にしました。
長良川鉄道沿線の各駅は、木造駅舎らしい古き良き造りを留めながらも丁寧に改修されていて、さびれた雰囲気が無いのが印象的でした。
古い施設や文化財がとても大切に保存されているのがわかります。
駅周辺にも見どころがたくさんありそう。
次回は1日フリーきっぷを片手に温泉宿に泊まりつつ、ゆっくりと散策して周ろうと心に決めた風月でした。
長良川鉄道のみなさま、あたたかいおもてなしをありがとうございました。
100周年目指し、これからも頑張ってください!
大井川鐵道「応援鉄ツアー」2日目、この後は富山県に入ります⇩
氷見線・万葉線
~拠点は能登観光の穴場スポット高岡駅
風月が愛用している鉄道路線地図帳⇩
鉄道旅に行く時はコピーを持参していきます
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