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「Beautiful」Superfly  ~暴風雨の中で背中を押してもらった。そして今、娘たちに贈りたい曲

メンタルヘルス

みなさまに助けられながらハードな難関を乗り越えてきた半世紀、さらに絶対絶命のピンチが待ち構えていたのは50歳を過ぎてからでした。

ワンオペ育児、夫の鬱からのモラハラ、娘の不登校、毒母と父の介護等が重なり、ストレスから劇症型の難病を発症し、1か月半の絶食治療後、なんとか生還。
このままでは本当に死んでしまう、なんとかしなければと思っていた矢先である。夫のモラハラが娘たちに向き始めたことをきっかけに、娘たちを連れて「逃げること」を決意した。

夫に離婚を申し出るも、承諾してもらえず一年が過ぎた。
夫からは何度も「やり直したい」と言われていたが、モラハラは悪化する一方。とうとう限界を超え、泣きながら「別れてほしい」と訴えたあげく、ようやく夫から「わかった」という一言がでたのである。その瞬間から、嵐の中のジェットコースターが始まった。
夫の気が変わらないうちにすべてを終わらせなければいけない。迷っているヒマなどない。
その日のうちに不動産屋さんに電話して家を売ることを伝え、翌日賃貸物件を探し、2週間後には娘たちを連れて隣町の狭いマンションに引っ越した。
弁護士費用はかけたくなかったので自力で離婚協議書を作成し、その内容に納得しない夫と協議すること3ヶ月。
ようやく離婚が成立したが、家が売れるまでの一年がまた修羅場だった。
長女は大学の入学が決まったばかり、次女は中学3年、受験生だ。
父母は二人とも有料老人ホームに入居していたし、それまで貯めてきた貯金で学費が賄えるかどうかはギリギリ。経済的にやっていけるかどうかは、正直「賭け」だった。

離婚後2年の間に、父、母ともにがんを患い、コロナ禍で立て続けに2人を看取ることになった。
さらに昨年、私自身も乳がんが発覚したが、もはやそんなことでは驚かない。幸い早期発見だったので無事に手術を終え、再び生かしてもらっている。
そしてさらに幸いなことに、父が残してくれた実家を売却したお金で娘たちの学費もなんとか賄うことができ、住み慣れた町に戻ってくることもできた。

あれ、暴風雨はおさまったのか?
おかしい、そんなはずはないと、しばし呆然としてしまうほどの嵐だったのである。

そんな中、向かい風に立ち向かいながらも気持ちを奮い立たせるために毎日聴いていたのがこの曲、Superflyの「Beautiful」である。
はい、ようやくつながりました(笑)。
くじけそうになる度に、「自分にとって一番大切なものを守るため」そして「自分自身が自由になるため」の過程なのだと言い聞かせながら、背中を押してもらった曲。
鳥のよう自由に空に飛び立つ自分をひたすらイメージしていました。
いや、今思い出すとちょっと笑っちゃうけどね(^^;、イメージはほんと大事。

今回も本当にたくさんのみなさまに助けられただけでなく、気が付いたら必死で守っていたと思っていた二人の娘たちにも支えられていました。
ほんとにありがとう。
君たちの人生はこれから。どうか後悔のないよう、自由に生きていって。

しんどい時に母を鼓舞してくれた「beautiful」を、今こそ娘たちに贈りたい。

世界で一つの 輝く光になれ
私でいい 私を信じてゆくのさ
遠回りしても 守るべき日を行け
私でいい 私の歩幅で生きていくのさ

世界で一つの 私に幸あれ
涙に幸あれ 明日に幸あれ

「Beautiful」より
作詞/越智志帆
作曲/越智志帆・蔦谷好位置

「行けー!」と、ヒナを空に放つ気持ちよ。
どんな鳥になるんだろう。オカメインコとかシマエナガとか、むっちゃかわいいけど、あっというまにヤラレそうだから、どーせなら鷹になれ( `ー´)ノ!
いやいや、二人とも鷹ってイメージじゃないか。フクロウ?森の哲学者とか森の忍者とか言われていて、猛禽類だし、いざとなったら強いのよ!(^^)!。あ、でも人を襲ったらあかん。ツルは優雅で美しいけどぽきっと折れそうだし、絶滅しかかったしなあ(-_-;)。
いや、そもそもなんで鳥? ちゃんと人間として生きていってね。
何の話や。

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