日本の週刊誌の先駆けである「週刊朝日」が、101年の歴史に幕を閉じることになった。
同誌は、1922年(大正12年)日本初の週刊誌「旬刊朝日」として創刊以来、コアなスクープや有名作家の連載、政治経済から身近な生活情報まで、幅広い情報を網羅。新聞社系週刊誌として、ゴシップ記事やフェイク記事を扱う出版社系週刊誌とは一線を画してきました。
ライターを生業とするようになってからは、風月にとっても「朝日新聞」と並んで「週刊朝日」は指針のひとつでした。とは言えここ十数年は、自身の仕事もWEBが中心、新聞はすべて電子版を購読している。
コンビニやKioskで週刊誌を買うことはなくなり(そもそもKiosk自体がなくなりつつあるし)、最後の「週刊朝日」もネットで購入することにした。
そして久しぶりにめくった「ざらばん紙」の感触に、思わず手が止まってしまいました。
だってね、風月がグラフィックデザインの仕事をしていた20~30代の頃は、雑誌の紙面作りは、写植屋さんで打ち出してもらった文字をカッターで切って版下に貼り付け、手描きでラインを引いていた時代だったのだよ。出来上がった版下は版下屋さんに持ち込んでフィルム化してもらっていたのだ。それが30年前。信じられる?
かろうじて時代の流れに乗りつつも、紙媒体への執着がぬぐえない昭和世代の風月にとって、おなじみの週刊誌の休刊は色々な意味で感無量なのでありました。
休刊まであと2号の6月2日号は、山藤章二氏の名物連載「ブラックアングル」が表紙に登場。これまで連載などで活躍した名物キャラクターたちも大集合。
永久保存版です。
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最終号は5月30日(火)発売です。
*6月1日現在、残念ながら両号とも手に入りにくくなっています<(_ _)>。
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