屋久島 春の母娘女子旅

【東京から屋久島への行き方/節約編】飛行機・ホテル・レンタカーの事前予約・おすすめツアー

屋久島 春の母娘女子旅

長年の憧れだった世界遺産「屋久島」への旅。
もう行く機会はないと諦めていたのだけど、思いがけず長女・SAKIに誘われ、3月後半~4月前半、11日間の長期滞在で行ってまいりました(≧▽≦)! 

母・風月は、昔はリュックひとつで気軽に貧乏旅に出かけていたバックパッカーだったのだけど、50代ともなると「多少のお金」と「持病」はあるが、「体力」はない。
暑いの苦手。ガチな登山は自信がないし、宿や交通はある程度設備が整っていないと無理。 

かたや、「お金」はなく「旅慣れ」もしていないくせに「体力」と「ガッツ」だけはある20代の若者・SAKI。
寒いの苦手。登山は初めてだけど登る気満々、施設も食事も質素でOKの貧乏旅行を決め込んでいる。 

そんな年齢差30歳のちぐはぐな二人が、果たして11日間もの長旅を共にすることができるのか。
さんざん話し合ったあげく、「いざとなったら別行動もあり」「SAKIの予算を超えた経費は母・風月が負担する」という約束で決着がついたのでした。

まずは航空機チケットや宿の事前予約。
旅行期間は、春の繁忙期のピークを過ぎた3/27~4/6。荒天で船や飛行機が欠航になったらSAKIの大学の新学期に間に合わないというギリギリの日程です。
とは言え春休みには変わりないので、予約は2か月前からスタート(^^)/。 

東京 ⇔ 屋久島 交通アクセス  

屋久島空港までの航空機直行便は、伊丹・福岡・鹿児島からのみなので、関東圏(羽田)から屋久島までの移動経路は、鹿児島を経由するルートが一般的となります。

羽田 
 ⇕ 航空機 or 新幹線
鹿児島
 ⇕ 航空機 or 高速船 or フェリー 
屋久島

羽田 ⇔ 鹿児島 格安航空機

羽田 ⇔ 鹿児島間は、新幹線だと約7時間・片道約3万円かかるので、狙いはもちろん格安航空券。 
今回は東京~石垣島まで西日本をカバーする国内線、ソラシドエア(SNA Solaseed Air)で探しました。 
搭乗日の75日前~14日前まで、早く予約するほど安くなる早割チケット「バーゲンシリーズ」を利用。 2か月前だったので「バーゲン60」利用で、羽田 ⇔ 鹿児島往復、なんと¥13,280でゲット! 
これ、大手の航空会社の1/3のお値段です。どんだけ破格なの( ;∀;)。 
ネットで予約すると、搭乗チケットは当日スマホでの手続きとなります。

お得な早割やキャンペーン等のチケットは直接航空会社のサイトだと取りやすいです⇩


各社を比較検討したい、急ぎの場合は航空会社の比較サイトが便利⇩

鹿児島 ⇔ 屋久島 屋久島フェリー2

鹿児島 ⇔ 屋久島ルートは、下記の3つからの選択となります。
※正確に言うと娘・SAKIの選択肢には「ハイビスカス」という生活物資を運ぶ格安フェリーも入っていたのですが、種子島経由、ザコ寝での船中1泊となるので、風月があっさり却下しました

A 航空便 (日本航空(JAL)、日本エアコミューター (JAC))
1日5往復 所要時間約40分 片道約16,000円

B 高速船(トッピー・ロケット) 
1日5~7往復 所要時間約2時間 片道約11000円
小型船(座席指定、シートベルト着用)
予約はコチラから⇩

スカイチケットフェリー


C フェリー(屋久島フェリー2)
1日1往復 所要時間約4時間 片道約5,000円 
大型客船(船内移動自由)
車両・個室の利用は予約が必要ですが、旅客のチケットは予約不要、当日の購入となります。

C フェリーは、1日1往復、往路8:30出発なので、どう頑張っても出発日のうち乗船するには間に合いません。 
なので、日程が短くその日うちに屋久島に入りたい場合は、A 航空機 または B 高速船 の2択になります。 
今回は長期滞在&節約旅行なので、風月母娘は C フェリー(屋久島フェリー2)を選択。 鹿児島市内観光や船旅も楽しむことにしました。

出発日当日は鹿児島に到着後、市内で一泊。翌日の朝フェリーで屋久島入りすることに。
「屋久島フェリー2」詳しいレポートはコチラ

屋久島フェリー船内。好きな場所で過ごせます

鹿児島空港 ⇔ 鹿児島港ターミナル

意外と大変だったのが鹿児島空港 ⇔ 鹿児島港ターミナル間の移動。
空港から港までの直通バスはないので、バスの乗り継ぎになります。

 鹿児島空港
  ⇩ 高速バス 約1時間
 鹿児島市内(鹿児島中央駅等)
  ⇩ 市バス or タクシー 約15分
 鹿児島港ターミナル

問題は鹿児島市内のバスルート。地元の人も「よくわからん」というほどややこしく、バス乗り場もあちこちにたくさんあるので、市内の近距離の移動はタクシーをおすすめします。
実際、娘SAKIは鹿児島市内の観光をバスで周り、とてもヒドイめにあいました(笑)。

鹿児島市内のビジネスホテル/屋久島の民宿

というわけで、 宿は鹿児島市内のビジネスホテル1泊分、屋久島滞在中の9泊分の予約が必要となりました。

ホテルゲートイン鹿児島

出発日に泊まる鹿児島市内ビジネスホテルは、フェリーターミナルと天文館通り(繁華街)に近いホテルを検索。
立地・設備・お値段すべて納得の「ホテルゲートイン鹿児島」に決定しました。 
近隣のベーカリーでの朝食付きにもできるのですが、朝食は7:00~、フェリーの時間が8:00発なので、間に合うかビミョーだったため断念。 
早割・コンパクトツイン利用でお安くゲット。 

ホテルゲートイン鹿児島 レポートはコチラ

屋久の宿「たぐち」

長期滞在先の宿の選択は、今回の旅の最重要ポイント。
屋久島内の民宿を中心に二人で検索しまくり、7~8件の候補があがりました。 
その中から選んだのは、風月が一目ぼれした民宿、屋久の宿「たぐち」
決め手はオーナー夫妻のお人柄を絶賛する利用者さんたちのコメントでした。 
この判断で屋久島の旅が10倍…いや100倍は充実したものになったことは間違いありません! 
予約してすぐ、オーナーの田口さんからメールがあり、服装のアドバイスやレンタカー店の紹介をしてもらいました。
滞在中はその日の天気や体力を考慮した上で適切なルートを提案してもらえたので、一日も無駄にすることなく屋久島を堪能できました。
帰宅後は「屋久島ロス」というより「たぐちロス」に陥ったほど。 
特に初めての屋久島旅の宿は、強く強くこちらをおすすめします。
一度宿泊したら次も一択になるとは思いますが。 

家族同然に接してくださったオーナー夫妻

予約はコチラから↓
booking.com
予約はHPからもできます↓
屋久の宿「たぐち」 詳しいレポートはコチラ

水晶玉ホステル

美大生・SAKIがどうしても一泊してみたい、と探してきたのが、築100年以上の古民家を1軒貸し切りで利用できるアートな宿「水照玉ホステル」。 
FBをのぞいてみると、なにやらおもしろそうな宿。
興味津々で1泊目を予約してみたところ、 本当に不思議な世界観に包まれた非日常体験となりました。

「水照玉ホステル」 レポートはコチラ
予約はコチラからできます⇩

屋久島 レンタカー

屋久島内には電車がないので、交通は基本的に車かバスになります。
トレッキングだけが目的の場合は、宿の場所をバス停の近くにして、現地送迎・バス(一日乗車券あり)・タクシーを駆使すれば、レンタカーを借りなくてもなんとかなるかもしれません。
が、今回はトレッキングだけでなく島内ドライブも楽しみたかったし、長期滞在でスーパーへの買い出し等も想定されたので、滞在中の10日間はレンタカーを借りることに

さて、ここで問題が勃発。

風月は、優良運転歴35年ではあるものの、いまだに慣れない道は怖くて緊張してしまう「ビビリドライバー」。
SAKIは、免許取り立ての頃、自宅近くで練習中に信号無視でケーサツにつかまって以来全く運転をしていない「初心者ペーパードライバー」。
慣れない屋久島でどちらが運転するのか…となると、必然的に風月が運転せざるを得ないので、ただでさえ気が重かったわけです。

そんな中、実は屋久島には「西部林道」という超魅力的なドライブコースがあるのですが、どうやらここが「ほぼ一車線で、すれ違いができない崖の上の道らしい」という情報が。
当然「そんなところは運転できない」という風月と、「自分が運転してでも一人でも行きたい」というSAKI。「そんな自殺行為は認められない」という風月。
どちらも一歩も引かない冷戦は、「なんでもいいけど安全を優先してほしい」という、留守番する次女・MIKUの「泣きのひと言(T_T)」で終了。
SAKIが折れて、西部林道はあきらめることになりました。
次女・MIKU、最強なり。

尚、この西部林道問題は、救世主・屋久の宿「たぐち」のオーナーの登場で、まさかの解決( ;∀;)! 本当にありがとうございました。
*西部林道レポートはコチラをご覧ください。

そんなすったもんだの中でしたが、とりあえずレンタカーはしっかり予約しておきました。

Destinoレンタカー屋久島

長期滞在予約をした屋久の宿「たぐち」のオーナーから事前に教えていただいた「Destinoレンタカー屋久島」は、屋久島観光の拠点・宮之浦にある、ガソリンスタンドと併設しているレンタカー屋さん。
人気のハイブリッド小型車が軽自動車なみの格安で予約できました。
安房港まで送迎をしてくれるとのことなので、フェリーの到着時間を伝えておきました。
レポートはコチラ 

というわけで、「東京~屋久島」往復の交通は下記の通りに決定。

【往路】
羽田空港 7:40 
 ⇩ 航空機
鹿児島空港 9:30
 ⇩ 高速バス
天文館」バス停(鹿児島市内)10:40 
 ⇩ 徒歩10分
ホテル 荷物だけ預けて市内観光へ
18:00チェックイン 

【翌日】
ホテル 7:00チェックアウト
 ⇩ 徒歩15分
鹿児島港 8:30
 ⇩ 屋久島フェリー2
屋久島港12:30
 ⇩ 送迎車
レンタカー 13:00
 ⇩ 屋久島観光
民宿 チェックイン

【往路】
民宿 8:00チェックアウト
 ⇩ 島内観光
レンタカー 返却 12:30
 ⇩ 送迎車で10分
屋久島港 13:30
 ⇩ 屋久島フェリー2
鹿児島港 17:40
 ⇩ タクシーで15分
JR鹿児島中央駅
 ⇩ 高速バス
鹿児島空港 20:40 
 ⇩ 航空機
羽田空港 22:20

おすすめのツアー旅行/屋久島でガイドさんはいる?いらない?

ここまで書いておいてなんですが、
「航空券だのホテルだのレンタカーだの、めんどくさいからまとめて予約してしまいたい!」
「お金はあるけどヒマはない!」
「アクティビティもセットで申し込みたい!」
という人は、ツアー旅行を申し込んでしまいましょう⇩。

また、屋久島の旅行ツアーには、トレッキングのガイド付きプランがたくさんありますよね。
屋久島のトレッキングルートは、本土とは勝手が違う「登山」になります。
人気の縄文杉や白谷雲水峡はもちろん、中には「ハイキングコース」という名のハードな登山ルート(=蛇の口ハイキングコース)も。
特に初めて屋久島を訪れる場合は、ガイドさんをつけるかどうか迷う人も多いのでは?

登山初心者の風月母娘もさんざん迷ったのですが、結局ガイドさん付きのツアーには参加しませんでした
その理由は、
〇予算がなかった。 
〇風月は体力に自信がなかったので、自分のペースで登り、休憩をとったり、時には引き返す判断を自分でしたかった。 
〇神秘の森の「風景」「音」「空気」を静かに感じたかった。
〇SAKIは写真を撮る(場合によってはスケッチも)ことも目的のひとつだったので、立ち止まりながら進みたかった。 

要するに、自分たちのペースで周りたかったわけです。 

結果的に、少なくとも風月たちが回った中級ルートでは、時間配分をしっかり考えながら、迷うことなく(ルートの途中に必ずピンクのリボンの目印があったので)自力で回ることができました。 
ただし、宿のオーナーご夫婦が当日のお天気と私たちの体力を判断して、ベストなルートを提案、的確なアドバイスをしてもらえたことが前提です。 

アドバイザーが望めない場合はプロのガイドさんにお願いするのもありなのかもしれません。
ただ、各コースでツアーの団体さんとすれ違うこともあったのだけど、ツアー会社やガイドさんによってかなり対応が違うものなのだなあ、というのが正直な印象です⇩

たいていのツアーは宿から登山入口までバスや車での送迎、昼食のお弁当付き。レンタカーを借りていなければ、これは助かると思います。
同じレインウェアを着ている団体もいたので、装備品のレンタルなどもあるようでした。
1~2人の少人数ツアーで、膝が痛くなってしまったお客さんにしっかりとペースを合わせ、アドバイスをしながら丁寧に対応しているガイドさんがいました。

× ガイドさんのペースについていけず、途中でリタイアしてみなさんが戻るのを座って待っているという高齢の方を何度か見かけました。 
×屋久島の神秘の森の中で、ものすごく元気な女性のガイドさんの話す声が大きすぎて、ちょっとドン引き。
×「本来なら一日かけて回るコースを、午前と午後2回に分けて慌ただしく回っているんだよね」と、ツアーバスの運転手さんがボヤいていました。

ガイドさんをつけるかつけないかは、旅の目的、日程、体力、年齢などによって違ってきます。
そしてガイドさんによって「屋久島」の印象はものすごく変わってくるのではないかと。

もしガイドさんをつけたいのなら、色々なツアーを扱っているアクテビティの総合サイトや口コミなどを駆使して、自分に合ったガイドさんを探すことをおすすめします⇩

次は屋久島ならではの装備・持ち物の準備です 。
【トレッキングの装備】雨の屋久島 初心者の服装・持ち物

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【屋久島春の母娘二人旅】

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